●新一×蘭 新「外、暗いな。送ってってやるよ」 蘭「いいわよ。一人で大丈夫だから」 新「変なのに襲われたらどうすんだ?」 蘭「大丈夫よぉ。私の空手の腕知ってるでしょ」 新「いくら空手が強くたって、男に敵う訳ないだろ!」 蘭「そんな事ないわよ!男子と試合しても勝つんだから」 新「そんな事言ってんじゃない。女を襲おうとしてる男は、どんなひ弱にでも 女は勝てないんだぞ!」 蘭「そんな事ないわよ」 新「なら試してみるか?」 蘭「え?」 蘭にのしかかる新一。 蘭「キャッ!?何するの!?」 新「勝てるんだろ?押し退けてみろよ」 蘭「くっ! やっ!」 新「ほら、力が入らないだろ」 と身体を起こす。 新「これで分かっただろ。だからおとなし…」 蘭「……新一の馬鹿!!」 と新一に蹴りをくらわす。 新「くっ…この!」 蘭「キャ!?」 新一は蘭にタックルして壁に叩き付け、そのまま押し倒し、平手を一発。 新「今度は不意うちじゃなかったろ」 蘭「……」 蘭“恐い…” 涙が溢れる。 新「男をなめてるとこうなるぞ」 蘭「……うっ…くっ…新一の…新一の馬鹿…こんな、こんなの非道い」 新「…蘭…」 正気に戻る。 蘭「私…新一の…新一の事……非道い」 新「ら、蘭…お、俺…」 身体を起こす。 新「ごめん、俺、どうかしてたんだ」 蘭「もういい…もう…えっ…えっえっ…」 身体を新一の反対側に向け、丸くなって泣き続ける。